労災保険(労働者災害補償保険)の保険給付とその仕組みをわかりやすく解説いたします。もしもの業務災害・通勤災害にご活用ください。
よくわかる労災保険
» » 仕事帰りに飲食店で食事した場合の通勤災害

仕事帰りに飲食店で食事した場合の通勤災害


・同僚に誘われて
・一人暮らしで家で料理するのが面倒だから
・以前から気になっていた店だったので
など、理由はいろいろありますが、帰宅途中で飲食店に立ち寄ることもあるでしょう。

その帰宅途中でケガを負った場合、その人の立場によって通勤災害か否かが決まります。

まず、すべての人に共通するのが、『通勤に利用する道を逸れて飲食店に行き、食事後、店を出て通勤に利用する道に戻るまでは通勤ではない』ということです。



そして、次に『日常生活上必要な行為』に該当するかを確認します。

ケース1:独身者が日常的に外食して帰るとき
独身者が普段から外食して帰宅する場合は、日常生活上必要な行為とみなされ、その後は通勤として扱われます。しかし、独身者でも、いつもは自炊しているのに気が向いて飲食店に立ち寄った場合は、必要な行為ではないので道を逸れてから通勤ではありません。

ケース2:いつもは自宅で食事している妻帯者が飲食店に立ち寄った時
普段は自宅で妻の料理を食べているのに、たまたま飲食店に立ち寄った場合は必要性がないので通勤ではありません。ただ、妻帯者でも、日常的に外食していれば通勤とみなされます。

ケース3:同僚に誘われて喫茶店や居酒屋に立ち寄った時
同僚と一緒に喫茶店や居酒屋に立ち寄ることはあり得ることですが、頻度も少なく必要性もありません。当然、道を逸れた時から通勤ではありません。



このように、その人の立場によって『逸脱・中断か日常生活上必要な行為』か判断が分かれます。

場合によっては判断が難しいこともあるでしょうが、とりあえず、『いつも通勤途中に食事していないのに、外食をしたらその時から通勤ではない』と覚えておくとよいでしょう。


関連記事

通勤の途中にささいな行為以外のことをすると、それ以降は通勤ではないので、災害に遭っても労災保険給付を受けられません。 ただし、日常生活上必...


仕事が原因で腰痛になることもあるでしょう。 では、その時に労災であると認められて保険給付を受けられるでしょうか? 答えはYESで...


家を出て会社に行き、今度は会社から家に帰るまで、ずっと何もせずに往復することは少ないでしょう。 通勤の途中でどこかに立ち寄れば逸脱・中断に...


単身赴任者の場合、次の3ヶ所を往復することになります。 ・就業の場所(会社・店舗・工場など働く場所) ・赴任先住居(主に生活して...


労災保険では、通勤中の負傷・疾病・障害・死亡等に対しても保険給付が行われるため、通勤について定義されています。 通勤の定義 労働...



コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

最新記事

労災に関する質問と回答

2017年4月6日-骨がまだくっついてない状態のまま仕事復帰。病院に通いつつな...

労災に関する質問と回答

2017年3月13日-今月の給料から、労災保険311円が差し引かれました。労災...

労災に関する質問と回答

2017年2月22日-会社の社会保険から国民健康保険に切り替えた後、会社の健康...

労災保険カテゴリー

サイト情報