労災保険(労働者災害補償保険)の保険給付とその仕組みをわかりやすく解説いたします。もしもの業務災害・通勤災害にご活用ください。
よくわかる労災保険
» » 年金の過誤払

年金の過誤払


年金たる保険給付の受給権者が亡くなったため、その受給権が消滅したにもかかわらず、死亡日の属する月の翌月以後の分としてその年金たる保険給付が誤って支払われた場合に、その過誤払い分を返還すべき者に受給権者の死亡に関する保険給付があるときは、その保険給付の支払金額を過誤払による返還金債権に充当することができます。



傷病・障害・遺族補償年金の過誤払

年金たる保険給付の受給権者の死亡に関して新たに保険給付の受給権者となるものが生じる場合において、その者が過誤払による債務の弁済をしなければいけないとき、次の1~3のように充当されます。

(1)傷病(補償)年金が過誤払いされた場合
・遺族(補償)年金
・遺族(補償)一時金
・葬祭料(葬祭給付)
を返還金債権の金額に充当する。

(2)障害(補償)年金が過誤払いされた場合
・遺族(補償)年金
・遺族(補償)一時金
・葬祭料(葬祭給付)
・障害(補償)年金差額一時金
を返還金債権の金額に充当する。

(3)遺族(補償)年金が過誤払いされた場合
・遺族(補償)年金
・遺族(補償)一時金
・葬祭料(葬祭給付)
を返還金債権の金額に充当する。



行政としても間違って支給した保険給付を一度返還してもらってまた支給するのでは時間や手間が掛かるので、他に支給する保険給付があるのならそちらが支給されたことにしようというのがこの過誤払の本質です。


関連記事

年金たる保険給付の支給停止事由が生じたにもかかわらず、引き続きその支払いが行われた場合、支払われた年金たる保険給付は、その後に支払われるべき...


政府は、偽りその他不正の手段により保険給付を受けた者から、その保険給付に要した費用の全部または一部を徴収することができます。 それが、事業...


労災保険の保険給付を受ける権利は、以下の2つから成り立っています。 基本権 基本権とは、年金たる保険給付を受ける権利そのもののこ...


保険給付を受ける権利を有する者が死亡した場合において、その死亡した者に支給すべき保険給付で、まだ支給されていないものがあるときは、一定の遺族...


以下の1~3に該当する場合、保険給付の支給が制限されることがあります。 労働者が故意に負傷、疾病、障害若しくは死亡またはその直接の原...



コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

最新記事

労災に関する質問と回答

2017年6月27日-先日、現況報告を済ませたばかりですが、6月XX日、年金受...

労災に関する質問と回答

2017年6月21日-通退勤含む業務中のケガ等が発生した場合に、必ずしも労災保...

労災に関する質問と回答

2017年6月14日-建設業です。三次下請け会社ですが、元請け先が現場毎に労災...

労災保険カテゴリー

サイト情報