労災保険(労働者災害補償保険)の保険給付とその仕組みをわかりやすく解説いたします。もしもの業務災害・通勤災害にご活用ください。
よくわかる労災保険
» » 不服申立て

不服申立て


保険給付に関する決定に不服のある者は、労働者災害補償審査官に対して審査請求をし、その決定に不服のある者は、労働保険審査会に対して再審査請求をすることができます。

労働者災害補償審査官(審査請求) => 労働保険審査会(再審査請求)

ただし、労働者災害補償審査官に審査請求をした日から3ヶ月を経過しても決定がない場合は、その決定を経ないで労働保険審査会に再審査請求できます。

実際、保険給付に関する処分取消しの訴えは、再審査請求に対する労働保険審査会の裁決を経た後でなければ、提起することができません。

そして、再審査請求をした日から3ヶ月経っても採決がないときや、裁決を経ることにより生ずる著しい損害を避けるため緊急の必要があるときその他正当な理由があるときは、裁決を経ずに処分取消しの訴えをすることができます。



請求期間及び請求方法は次のとおりです。

労働者災害補償審査官
(審査請求)
処分のあったことを知った日の翌日から起算して60日以内に口頭または文書で請求
労働保険審査会
(再審査請求)
決定書の謄本が送付された日の翌日から起算して60日以内に文書で請求

上記の手段による不服申立ては、あくまでも保険給付に限られます。

労災保険給付は被災労働者の治療費やその遺族の生活費等として迅速に支給される必要があり、専門的な知識も必要なため、特別に早く決定されるようになっているのです。



その他の不服申立て

保険給付以外の処分に不服のある者は、行政不服審査法の規定により、都道府県労働局長に異議申立てまたは厚生労働大臣に審査請求することができます。

こちらの不服申立ては、保険給付の場合よりも時間が掛かります。


関連記事

政府は、偽りその他不正の手段により保険給付を受けた者から、その保険給付に要した費用の全部または一部を徴収することができます。 それが、事業...


年金たる保険給付の受給権者が亡くなったため、その受給権が消滅したにもかかわらず、死亡日の属する月の翌月以後の分としてその年金たる保険給付が誤...


労災保険の保険給付を受ける権利は、労働者の退職によって変更されません。 例えば、障害補償年金の受給権者が退職しても、受給条件に該当する限り...


船舶若しくは航空機に事故が起こった際に、現にそれらに乗っていた労働者または船舶若しくは航空機の航行中行方不明になった労働者の生死が3ヶ月間わ...


年金たる保険給付の支給停止事由が生じたにもかかわらず、引き続きその支払いが行われた場合、支払われた年金たる保険給付は、その後に支払われるべき...



コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

最新記事

労災に関する質問と回答

2017年9月29日-二次健康診断等給付の支給要件について、わかりやすく事例等...

労災に関する質問と回答

2017年9月1日-労災保険遺族年金は配偶者に出ていますが、その当時、子供5人...

労災に関する質問と回答

2017年6月27日-先日、現況報告を済ませたばかりですが、6月XX日、年金受...

労災保険カテゴリー

サイト情報