労災保険(労働者災害補償保険)の保険給付とその仕組みをわかりやすく解説いたします。もしもの業務災害・通勤災害にご活用ください。
よくわかる労災保険
» » 遺族補償一時金

遺族補償一時金


遺族補償一時金は、労働者の死亡の当時、遺族補償年金の受給資格者がいない場合に、給付基礎日額1,000日分が支給されます。

ただし、遺族補償年金の受給資格者がすべて失権したときに、受給済みの遺族補償年金と遺族補償年金前払一時金の合計額が給付基礎日額の1,000日分以下の場合、その差額が支給されます。

給付基礎日額の1,000日分 - 今までに支給された遺族補償年金と一時金の合計額

なお、通勤災害の場合は、遺族一時金と言います。

そして、遺族補償一時金の受給権者には、特別支給金である遺族特別支給金(遺族補償年金の受給権者がいない場合)とボーナス特別支給金である遺族特別一時金も支給されます。



遺族補償一時金の受給資格条件及び順位

  1. 配偶者
  2. 労働者の死亡の当時その収入によって生計を維持していた子、父母、孫、祖父母
  3. 労働者の死亡の当時その収入によって生計を維持していない子、父母、孫、祖父母
  4. 兄弟姉妹


遺族補償一時金は、すべての受給資格者が失権したときに支給される保険給付であり、労働者の死亡の当時の身分関係で判断します。

したがって、遺族補償年金の受給資格者がいなくなり、支給を受けた額が給付基礎日額の1000日分以下の場合、再婚していても元配偶者に支給されることになるのです。

この保険給付は、一時金で支給されるため、遺族補償年金のように転給はありません。

なお、遺族補償年金の受給資格者又は受給資格者となるべき者を故意に死亡させた場合は、遺族補償一時金の受給資格者から外れます。


関連記事

障害補償年金の受給権者が死亡した場合に、すでに支給を受けた障害補償年金と障害補償年金前払一時金の合計額が、障害等級に応じた下記の額を超えてい...


通勤災害の保険給付は、以下の点で、業務災害の保険給付とは異なります。 業務災害の給付名から補償が取り除かれている(例外:葬祭料は葬祭...


二次健康診断等給付は、「過労死」等の原因である脳血管疾患・心臓疾患の予防を図るために、平成13年4月1日より行われている保険給付です。 業...


障害補償年金の支給を受ける際にまとまったお金が必要な場合は、障害補償年金前払一時金として、以下の額の支給を受けることが可能です。 なお、通...


労働者が業務上の災害で亡くなった場合には、遺族補償年金が支給されます。 遺族補償年金の受給資格者になれるのは、労働者の死亡の当時、その収入...



コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

最新記事

労災ニュース

2009年に自ら命を絶った産婦人科医の男性について、広島地裁が業務に伴ううつ病...

労災ニュース

大阪ミナミのホストクラブ『ブラックパール』で働くホストの男性が、2012年8月...

労災ニュース

大阪市の人気フランス料理店で働いていた調理師が亡くなり、労災を認められなかった...

労災ニュース

東京都内の建築設計事務所に勤務する女性が適応障害を発症し、2019年3月18日...

労災に関する質問と回答

2019年4月24日-校内で転倒して顔・頬・唇を打撲し、救急搬送されました。そ...

労災保険カテゴリー

サイト情報