ストレスによる頚椎椎間板ヘルニアは労災認定されるか?
ご質問です。
私は、大手鉄道会社に契約社員として勤務していました。
昨年のゴールデンウィーク明けから、足に脱力感、指先に痺れが出るようになり、11月の夜間作業で遂に歩行ができなくなった為、日頃お世話になっている小さな内科の病院に行くことに。
その後、地元では割と大きめの病院で検査し、どうやら頸椎に原因があるらしく、更に詳しく調べるのに3週間要しました。
腫瘍の疑いも解せない為、大阪の大学病院で更に検査し、一週間の検査入院を経て、原因が頸椎椎間板ヘルニアとわかり、今月末に手術です。
手術前から入院をしていたので、更に二週間かかります。
その間、上司は一度も見舞いに来てません。
「原因は、過度のストレスではないか?」とのことですが、因果関係も含めて立証するのは難しいかも知れません。
この場合でも、労災適用は可能でしょうか?
普段の生活を考えると、頸椎椎間板症状になることは、まず考えられないです。
ちなみに、入院期間中は、収入はありません。
2ヶ月連続病欠となれば契約解除となります。
質問日:2018年1月30日
頸椎とは、首の骨のことであり、哺乳類には7つあります。
その頸椎の間にある椎間板という軟骨は、クッションの役割をしていますが、これが後ろに飛び出ると頚椎椎間板ヘルニアになり、肩こりや手のしびれ、頭痛など、さまざまな悪い症状が出ます。
Oさんの場合、手術が必要ということで、かなり状態が悪いのでしょう。
この頚椎椎間板ヘルニアですが、Oさんのようにストレスが一因となる場合もあるものの、それよりも、加齢や姿勢の悪さ、運動、遺伝が原因であることの方が多いです。
仕事内容について書かれていませんが、ストレスを原因として挙げていることから、デスクワークなのでしょうか?
そうであれば、悪い姿勢で机に向かっていたことが原因で、頚椎椎間板ヘルニアになった可能性も否定できません。
しかし、仕事が原因で頚椎椎間板ヘルニアになったと認められるのは難しいと思います。
原因の中に加齢も含まれているため、なおさらです。
正直、この手の質問で、労災認定されるか否かを問われても、誰にも正解は出せません。
労働基準監督署が判断するので、療養補償給付と休業補償給付の請求書を提出しましょう。
認められなければ却下されるだけです。
このまま何もしなければ、それはそれで後悔することになると思うので、とりあえず、主治医に相談してみてください。
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