葬祭料
2021年08月26日労災保険給付の種類
葬祭料は、業務災害により死亡した労働者の葬祭を行う者に対して、その請求に基づき支給されます。
したがって、通常、葬祭を行う遺族に対して葬祭料が支給されますが、遺族がいない場合で会社や友人が葬祭を行った場合、葬祭を行った会社や友人に葬祭料が支給されます。
なお、通勤災害の場合は、葬祭給付と言います。
葬祭料の額
315,000円 + 給付基礎日額の30日分が支給されます。
ただし、給付基礎日額の60日分の最低保障があります。
葬祭料の請求に際して、葬祭に要した費用の証明書は必要ありません。
それは、上記のように、実際に要した費用が支給額に影響しないためです。
関連記事
2021年08月26日労災保険給付の種類
労災保険は労働基準法の災害補償を事業主の代わりに行う制度ですが、介護補償については労基法では規定されていません。 しかし、介護を要す...
2021年08月26日労災保険給付の種類
傷病補償年金は、労働者が業務上、負傷・疾病し、療養開始後1年6ヶ月経過した日又は同日後において傷病が治っておらず、厚生労働省令で定める傷病...
2021年08月26日労災保険給付の種類
労働者が業務上の災害で亡くなった場合には、遺族補償年金が支給されます。 遺族補償年金の受給資格者になれるのは、労働者の死亡の当時、そ...
2021年08月26日労災保険給付の種類
休業補償給付の支給を受けるためには、次の3つの要件をすべて満たす必要があります。 業務上の負傷または疾病により療養していることその療...
2021年08月26日労災保険給付の種類
通勤災害の保険給付は、以下の点で、業務災害の保険給付とは異なります。 業務災害の給付名から補償が取り除かれている(例外:葬祭料は葬祭...